WSの行方を左右する「屋根」 ブリュワーズ対レイズ、史上初の全試合屋内開催も

ブリュワーズとレイズが球団初の世界一を争うワールドシリーズでは、両球場の「屋根」も注目される。ミルウォーキーのアメリカンファミリー・フィールドで全試合の屋根が閉じられれば、固定屋根を持つトロピカーナ・フィールドと合わせ、史上初めて全試合が屋内で行われる可能性がある。 屋根は打球の行方にも影響する。ミルウォーキーでは、フェア地域上の屋根や梁、ケーブルに当たった打球は原則インプレーで、捕球されればアウト。今季のナ・リーグ地区シリーズ第1戦でも、パドレスのタイ・フランスの大飛球がケーブルなどに接触し、左翼ジャクソン・チョーリオのグラブに収まった。 一方、トロピカーナ・フィールドでは、天井付近にある4層のキャットウォークへの接触で扱いが変わる。フェアの打球が下側のC・Dリングに当たれば本塁打。上側のA・Bリングなら原則プレー続行だが、その上に止まれば二塁打となる。ファウルの打球が接触した場合はボールデッドだ。 今季のア・リーグ地区シリーズ第2戦でも、ヤンキースのスペンサー・ジョーンズの飛球がBリングに当たり、右翼ビクトル・メサJr.が捕球してアウトにした。 ポストシーズンの屋根の開閉は、本拠地球団だけでは決められない。MLBコミッショナーまたは指名された担当者が、球団や審判団責任者と協議して判断する。選手の対応力と球場特有のルールが、接戦の思わぬ分岐点になるかもしれない。

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